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檄壇サークル

「小鳩」海江田支持で岐路に立つ前原誠司の「焦燥焦慮」

25日に小沢&鳩山の「小鳩連合」が前原誠司不支持を表明し、俄然、混沌迷走の度合いを増した代表選。「ポスト管」の最有力候補として浮上していた前原誠司。当初は代表選には外国人違法献金問題もあり、出馬はしない、というよりできないはずであったが、前原の黒幕とも後見人とも目される仙谷由人が来年9月の代表選までの繋ぎ政権として目論でいた野田佳彦の不人気に思惑が外れた。

その不人気に拍車を駆けたのが「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」「中国の南京虐殺はなかった」の極右史観の暴言で、完全に国民の信頼を失い自爆する恰好で脱落。

もっとも財務官僚の傀儡で増税一直線の野田にはハナから国民の信頼などはなかったわけであるが。当初の思惑が狂った仙谷由人は本命・松下政経未熟出身の前原を全面に押し出すしかなかったというのが国会雀の見方でもある。「小鳩」海江田支持で岐路に立つ前原誠司の「焦燥焦慮」_d0162901_7283514.jpg

前原自身にも焦りがあったのは事実。民主党末期政権で、政権の座につける時期は今しかないと考えるのは他の出馬候補者たちにも一致した見方であろう。解散総選挙になれば民主党政権は瓦解するのは必至。二度と首相を狙える機会はないと判断したのであろう。

そうした思惑は誰もが持ち、野党から「D級グルメ」と揶揄される、およそ首相に資質も器量もない「泣き虫小僧」海江田万里以下の2線、3線級の候補者が名乗り上げた恰好であった。ハシゴを外された野田もミジメではあるが、前原が民主党内で票を固めるには小沢一郎グループの動向如何であった。

「脱小沢路線」の急先鋒であった前原に小沢が協力はしないという見方が支配的で、実際24日の会談では難色を示したと報道され、翌25日には「小鳩」の不支持が正式に表明され26日には海江田万里支持を発表。小沢120票、鳩山30票、そして前原60票の闘いが始まったわけである。

だが自前の候補者がいないだけに「泣き虫小僧」の海江田万里では勝目はあるのか。 小沢側近が語るように「今回の代表選には勝ち馬に乗る」方針であれば、海江田1本で結束するのは難しく、締め付けも限界がある。自主投票で前原にどのくらいの票が流れるかが勝負の分かれ目になる。

仮に前原が選ばれたとしても国民には再び「不遇政治の悪夢が継承されるだけだ。偽メール事件で稚拙さを露呈、国土相の時は八ッ場ダム、JAL再建で何一つ主導できず、右往左往し混乱に拍車を駆けただけ。

外務相時代は中国尖閣問題で最初はタカ派らしい蛮勇を見せ、中国から恫喝されると腰砕けで責任転嫁、逃避するだけという狼狽振りを露呈。「米国追従ポチ」の奴隷根性は染みついているようで、クリントンには三顧の礼で接し、平身低頭の醜態を見せ国民から失笑を買った米国隷属に政治生命を賭す売国奴である。

外国人違法献金問題も外相辞任で何一つ説明責任は果たさず、これまた逃避しただけで、石原伸晃が狼煙を上げたように自民党は全力でこの問題を追及してくれば、国会運営は混乱し頓挫するだけだ

片や海江田万里はどうか。「小鳩」の数で選ばれたとしたら、小沢闇将軍復活のイメージが国民に持たれ、守旧派が実権を握る旧態依然の政治に戻ることは国民が拒否する。結局のところ、前原誠司でも海江田万里が首相になっても日本劣化は加速されるだけで悪夢で魘されるだけだ。

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by kokis01 | 2011-08-25 07:30 | 政治

保守・右傾化する閉塞ニッポン社会の理不尽や憤り、疑問に対して直言・諫言を発信
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