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檄壇サークル

日本農業崩壊は自業自得〜TPP参加の陰で〜

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に向け、政府が2兆円の農業支援策の検討。
農民票を当て込み民主党が打ち出した農家の戸別所得補償は本来、日米FTA(自由貿易協定)など経済・貿易の自由化促進が前提だったはずだが、ただのバラマキに変質。しかも畜産、林業、漁業まで広げ垂れ流し状態だ。日本農業崩壊は自業自得〜TPP参加の陰で〜_d0162901_11413370.jpg


農家への戸別補償制度はそもそも海外の農産物流入による危機に対処、日本農業を支援、育成を目差すものだったはずが、現在はただのバラマキで第1次産業の過保護に過ぎず湯水のようにカネをつぎ込む様相を見せている。
無駄を省くどころか補助金漬けの浪費大国。このツケはいずれ消費税アップに繋がるアリバイ作りと見る声も多い。

日本農業崩壊は自業自得〜TPP参加の陰で〜_d0162901_11422512.jpg小沢一郎が提言した第1種専業農家の育成支援は正しかった。
それが選挙票欲しさに夫婦共公務員、週末に自給用野菜作り、残りは即売という第2種兼業農家にまで戸別所得補償を支給するバラマキに変質してしまった。

日本に先駆けて米国やEUとのFTA締結にこぎ着けた韓国は、9兆円強の農業強化策を実施している。農水省幹部は「日本では40兆円規模の支出に相当する」という。
日本にその覚悟は本当にあるのか、甚だ疑問である。財源はどこから?何一つクリア出来ていない現状ではないか。

自民党時代、コメ市場の部分開放にあたっては国内対策費として約6兆円を投じたが、無駄な公共工事などに回って何も効果が出なかったといわれる。
政治の貧困が最大の欠陥であるが農家の姿勢にも問題である。
市場価格が低迷しているコメを国が買い取れと要求。
農民だけの特別扱いは厳しい諸外国との競争下で失業や解雇、減収の荒波を潜ってきた他の労働者との公平を欠くと言わざるを得ない。

これまでの米作偏重の補助金漬けや関税で諸外国から手厚く守られ、厳しい競争も無い別天地で歪められたきたのが日本農業の実態ではないか。
改革、産みの苦しみは国民全員が等しく受けなければならない。



by kokis01 | 2010-10-28 09:05 | 政治

保守・右傾化する閉塞ニッポン社会の理不尽や憤り、疑問に対して直言・諫言を発信
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